永尾光一医師 ICI治療で男の自信と誇りを取り戻そう！ 　難治性ED外来から男性不妊治療・精索静脈瘤手術まで数々の実績をあげて高い評価を受けている 東邦大学泌尿器科教授で、リプロダクションセンター長でもある永尾光一医師にICI治療(海綿体注射)について話を聞いた。

―― 海綿体注射とは？
「ペニスに薬剤を直接注射することによって血管を拡張し、強制的に勃起させる方法です」

―― 痛くない？
「細く短い針で液量もわずかですので、チクっとする程度です」

―― どんな人が対象？
「ED治療薬が効かない人、あるいは糖尿病や前立腺手術後で神経が温存されてない人などです。 40代以上が多いです。80代の人もいますよ」

―― 効きめは？
「最終手段といってもいいくらいで、ほぼ全員に効果があります。 ごくまれに合わない人もいますが、そういう人には陰茎プロステーシスとか他の手段を提案してます」

―― 副作用は？
「以前使われていたパパベリンという薬剤はPh値(酸性)が低く、痛みがあったり海綿体の線維化・EDの悪化の懸念があったりしました。 今はプロスタグランジンE1という薬剤が使われるようになって、そうした心配はほとんどなくなりました。 学会に所属している医院はみなこれを使っています」

―― 他に懸念は？
「持続性勃起といって、完全勃起した状態が4時間以上続くとペニスが壊死することもあります。 でも薬剤は1人1人診察して厳密に調合しますから、言うことをちゃんと守ってくれれば、まず起こることはありません。 もちろん万が一の場合は至急病院に来てもらうか、遠方にいらしてたら指定の病院に向かってもらいます」

―― 保険は効きますか？
「先進国8ヶ国の中で日本は唯一認可されてないので、自己責任・自己負担になっています。 でもみなさん若いときみたいにみなぎって、男としての自信と誇りを取り戻したって喜んでもらってますよ」

※メモ
『銀座リプロ外科』
電話:03-5159-2240(完全予約制)。受付9〜19時
初回初診料5,500円＋診察注射代16,500円。注射代1回分5,500円(何回分でも可)
中央区銀座2-8-19 6F。最寄駅:有楽町・銀座など